介護職を辞めたい:デイサービスを去った私のストーリー(27歳女性・介護歴2年)

「介護職を辞めたい…」

そう思っている方はあなただけではありません。

これまで退職してきた介護職の方々は何が大きな原因となっていたのか?

そして、辞めた後はどのようなキャリアを辿っていったのか?

これから退職を考えている方は、参考にしていただければと思います。

私が当時取り組んでいた仕事について

ヘルパーとして、小規模デイサービスでの介護全般をしていました。

入浴介助・排泄介助・レクリエーション補助が主な担当でした。介護度の低い利用者が多い事業所だったので、「介護」というより「介助」という印象でした。

本当は交代制が望ましいと思うのですが、入浴介助は毎日私の担当でした。

安全に最も神経を尖らせる入浴介助が、一番大変でした。浴室で転ばないようにとても気を遣いました。

洗髪・洗体を主にしますが、自分で体を洗える利用者は、洗髪と背中を洗うことだけを職員がしてあとは利用者にまかせます。

認知症が進んで自分でそれができない利用者は、職員が全部するのですが、

温かいシャワーをかけて気持ち良くなって排便してしまうこともあり、そのときは体も洗わなくてはならないし、後始末もしなくてはならないし大変でした。

仕事を辞めたいと思った経緯とは

職員によって仕事の負担が違い、利用者についてのミーティングもなくていい加減だったので辞めたいと思いました。

職場では、利用者2名に対して私がひとりきりで入浴介助しており、利用者が滑って転んだりしないかいつもヒヤヒヤしていました。

入浴が終わって利用者を脱衣所に連れて行ったら、そこにいるはずの着脱介助担当の先輩職員がおらず、フロアでテレビを見ながら談笑していたという信じられないこともありました。

また、暴力・暴言のある利用者の対応についてアドバイスが欲しかったので相談したところ、「気にしなくていい」という精神論で返されたのも不信でした…

そもそも、利用者のそういった行動の背後には何か原因やきっかけがあるはずで、

それを職員で話し合ってどう対応していくか、利用者本人が困っていることをどう解決していくかを探らなければならないと資格を取るとき習ったので、それがなされていないことに愕然としました!

ミーティングもなければ引き継ぎノートすらない、ヒヤリハットに疎い職場だったので辞めたい気持ちがどんどん大きくなりました。

せめて上司にかけあってどうにかなるなら良かったのですが、親族経営の小さな事業所だったので諦めました。

あとは女性しかいない職場には付き物ですが、職員同士の陰口を聞かされることにはうんざりしていました。

職員の陰口ならまだしも、利用者について「感謝が足りない」といった陰口まで出てきた際には、呆れました。

介護の職場を辞めた後の過ごし方とは

辞めてからは、以前から興味のあった介護とは全く違う分野にジョブチェンジするつもりでした。

そのために、ハローワークに通って該当する職業訓練の講座に通いました。

やりたいことがはっきりしていてその手段も分かっていたのでそうしましたが、もしもなかったら、ハローワークや転職サイトを使って求職活動をしていたと思います。

そのころ辞めた職場よりも自分の理想に近いと思える求人があれば、また介護職に就いていた可能性は大きかったと思います。

日数が足りなくて失業給付を受けられなかったこと(収入がなくてのんびりしていられない)、気持ちがあまり落ち込んでいなかったのは幸いだったと思います。

次の仕事のために動ける気力と体力があって助かりました。

実際、仕事を辞めてみて感じること

辞めてよかったと思います。

というのも、もし事業所で事故が起こってしまったとしたら、一番キャリアの浅い私のせいにされかねなかったからです。

考えるだけでも恐ろしいし、そうなってからでは遅いです。

利用者の体と命を預かる仕事ですから、ケアの仕方や状態については職員同士で情報共有すべきですし、より良い介助方法についてミーティングすべきでしたが、私の職場ではそれを怠っていました。

介護の仕事というのは、職員同士のコミュニケーションや助け合いが肝心です!

それが出来ていない事業所にあえて長居する必要はなかった、辞めてよかったと今でも思っています。

得られた良い経験もありましたが、続けて得られるものとリスクを比べたら、辞めて正解でした。

いま介護職を辞めたいと思っている方へ

介護職というのは他の業種に比べ、圧倒的に転職が多い仕事です!

キャリアは長くても、いくつもの事業所を渡り歩いてきた方がたくさんいらっしゃいます。

入職してからそれを目の当たりにしましたが、仕方ないとも思いました。

介護職の働き方や規律というのは、決まっているようで決まっていません。

行政まかせですが、行政もすべての事業所に目が届いているわけでも、監査が入っているわけでもありません。

悲しいことに、職員による虐待というニュースもしばしば耳にします。

職員にかかる精神的・肉体的負担が解消される画期的な方法は、まだ見つかっていません。

そんななかで、自分がボロボロになるまで犠牲を払う必要もないと感じます。

もしも今の事業所に不満があって改善される見込みがないのなら、そこを辞めて新たな職場を探すことをおすすめします。

「どこも同じだろう」と落胆されているかもしれませんが、いくつも扉を叩くうち、納得のいく職場は見つかるかもしれません。

また、そもそも介護職そのものを辞めたいという方は、それも良いと思います。

実際に、私も現在は介護の仕事から離れています。

これまで出会った介護職員のなかには、介護を辞めて一般職に就いたけれども、また介護職に戻った方もいらっしゃいます。

戻ろうと思えば戻ることのできる職種ですので、あまり思いつめずに考えてはいかがでしょうか?

辞めることは必ずしも「逃げ」ではないと思います。

介護の職場を辞めたい人向けのサイトなどを参考にしてみても良いかもしれませんね。

 

その他の退職者のストーリーはこちら

>>介護職を辞めたい:施設管理者を辞めた私のストーリー(25歳男性・介護歴5年)

>>介護職を辞めたい:老人ホームを去った私のストーリー(26歳女性・介護歴3年)

>>介護職を辞めたい:老健を去った私のストーリー(25歳女性・介護歴3年)

>>介護職を辞めたい:生活相談員を辞めた私のストーリー(30歳男性・介護歴10年)

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*