介護職を辞めたい:老人ホームを去った私のストーリー(26歳女性・介護歴3年)

「介護職を辞めたい…」

そう思っている方はあなただけではありません。

これまで退職してきた介護職の方々は何が大きな原因となっていたのか?

そして、辞めた後はどのようなキャリアを辿っていったのか?

これから退職を考えている方は、参考にしていただければと思います。

私が当時取り組んでいた仕事について

老人ホームで介護職員として働いていました。

仕事の内容としては入居者のお世話全般です。

80パーセントぐらいの入居者には何かしらの介助が必要でした。

具体的には食事介助、移乗・移動の介助、入浴介助、排泄介助です。それらの業務の他に施設内の掃除や洗濯などもあり、特に時間が取られたのは記録だと思います。

ただ書いていられるならすぐに終われそうですが、書いている間にもナースコールが鳴り呼び出されたりするので、なかなか進みません。

老人ホームではよくあることかもしれませんが、職員側がいくら注意を払っていても転倒などの事故は起きてしまいます。

そんな時はもちろん対処が優先、その後の記録も長くなります。

また、私が働いていた施設はショートステイの機能も併せ持っており、ショートステイの受付・契約・送迎・事務処理もしていました。

仕事を辞めたいと思った経緯とは

働いていた頃は20代だったので、日々の勤務で疲れが溜まって仕方がないということはありませんでしたが、夜勤が週に1回か2回(月で5回ぐらい)ありました。

看護師さんとは違い、また、他の施設はわかりませんが、私の働いていた施設では

「夜勤は2日分の時間を一気に勤務する」

というスタイルで、1回夜勤に入れば午後5時から翌日の11時までの18時間拘束です。

途中に2時間ほどの仮眠時間が設けられていましたが、あくまでも「仮眠」で、熟睡はできないし、むしろ寝れません。

その間にも部屋の外でナースコールが鳴っているのが聞こえるので。

「いつ何が起きて起こされるか、あと30分で起きなきゃ!」

と思うと寝れず、ただ何となく横になる時間でした。その後、昼頃までの勤務。

最後の力を振り絞り記録を書いているところにナースコール連発ともなると、時間通りに仕事を終えるなんてできません。

11時までの勤務が14時までいたこともあります。

21時間拘束です。もちろん残業手当なんてつきません。

ついた試しがありません!

たしかに夜勤に入れば「夜勤手当」というものが付きます。

それはそれでありがたいですが、続けていくうちに「太陽と同じ時間で生活したい!」という思いが強くなりました。

当時、原付で通勤していた私は、ある夜勤明けの帰宅時ふと気がつくと反対車線を走っていました。

これは怖かった。。

同僚は車通勤をしていて「夜勤明けは車で仮眠してから帰る」と言っていました。

また施設にもよるかもしれませんが、連続した休みがほとんど取れません。

普通の企業に勤める友人が毎週土日休みなのを「毎週連休じゃん!」と羨ましく思ったこともありました。

当時から旅行が趣味だったので、なかなか遠くへの旅行が出来ず、それも辞める動機だったかもしれません。

介護の職場を辞めた後の過ごし方とは

「長期の旅がしたかった」

これが辞めた動機でもあるので、職場に退職の意思を伝える前から旅のことを調べ、手配などしていました。

辞めてから約1ヶ月は旅の足しにと、単発やド短期のバイトをしてり下準備したりして過ごしました。

その後、約3ヶ月の旅に出て20カ国ぐらいを巡りました。

施設長に辞めますと言った時には

「休職扱いにしてあげるから、旅をしたら戻ってくればいい」

と言ってもらえましたが、旅の後にどうなってもいい身軽な感じで行きたかったので断りました。

ずっと叶えたかった朝起きて夜寝るという『普通の生活』と長期の旅。

約3ヶ月の旅で様々なことを体験し、また多様性を目の当たりにした私は、いろんなことが出来るような気になって、出会った人のつてで中国での就職がすぐに決まりました。

実際、仕事を辞めてみて感じること

学校を卒業して初めて就職した職場だったので、もちろん学んだこともたくさんあります。

しかし、少しずつ仕事に慣れて、生活が安定してくると他のことに目がいってしまうんですね。

そこでまた頑張れる人は頑張ればいいと思います。

私の場合、職場で嫌なことがあったとか人間関係がうまくいかなかったとかいうわけではないので、もしかしたら続けられたかもしれません。

しかし自分の中で、やりたいことがどんどん膨らんでしまうと、少しでも気に入らない部分、気になる部分が大きく見えていってしまいました。

「これはやだ、ここを辞めればこれができる」

などなど。

そういったことを抱えながら仕事をしていると、仕事にも影響してくる気がしたので、若いうちは心に従ってよかったと思います。

いま介護職を辞めたいと思っている方へ

介護のお仕事、お疲れ様です。

体の疲れもあると思いますが、心の疲れも気に留めてあげてください。

毎日同じようでありながら、同じではない業務をして、方々に気を配らなければならない仕事ですよね。

介護を受ける人だけでなく、その家族にも配慮しなくてはいけない!

とてもやりがいのある仕事ですが、疲れる仕事です。

もし辞めたいと思うなら計画を立て、少しずつ実行していくと良いと思います。

「これをやってみて、でもダメだったら辞めよう」とか。

いやだ、すぐ辞めるではなくて、やはり少しは自分なりの改良・改善をしてみて、それでも疲れてしまったら辞めるのは全然ありだと思います。

仕事はやる側の気持ちが受ける側の気持ちに作用していくと思います。それは介護以外でもきっとそうですね。

 

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